アトピー治療, 食事療法

食物アレルギーは、ちゃんと検査して判断しましょう

自分が食物アレルギーだと思っている人は全体で25%~45%。しかし、本当に食物アレルギーがある人は成人で1~2%、子供でも3~4%程度だと言われています。

アトピー性皮膚炎などの場合も、食物アレルギーよりも、ハウスダストやダニ、都心の空気などがアレルギーの原因であることが多いです。

また、食物アレルギーの人でも、その食品を3ヶ月から半年ほど除去食を行うことで、免疫ができて食べても大丈夫なようになることが往々にしてあります。

自分は食物アレルギーだからと思い込んで、勝手な除去食を行うと逆に健康を害するかもしれません。

病院で検査を受けたり、医師と相談して負荷試験(アレルギーの原因かも知れない食品を数日おきに摂取しながら様子をみていく試験)を行ったりして、本当に食物アレルギーかどうかをチェックしてみましょう。

また、前述したように食物アレルギーでも3ヶ月から半年ほど除去食を行うと免疫ができる場合があるため、半年ごとくらいに再チェックすることをお勧めします。

アトピー治療

肌がガビガビ

アトピー性皮膚炎の人は乾燥肌の人が多いため、乾燥した肌にワセリンなどの保湿剤を使用している人が多くいます。

しかし、痒みが出ておらず乾燥して肌がカサカサしているという理由だけで保湿剤を使うのは間違っています。

脱ステロイドを試みたにも関わらず、アトピーが改善しない人の多くは保湿剤依存症になってしまっているからです。

ステロイドやワセリンなどを急に止めると、リバウンドが表れます。ここで何も塗らないと、乾燥がひどくなり、ガビガビになります。しかし、この状態の時には保湿剤も化粧水も何も塗らないほうが良いのです。

肌がガビガビの状態でも、そのまま一切なにもせずに放っておけば、短時間でリバウンドも乗り切り、早ければ3ヶ月程度で正常な肌に戻ります。

俗に『乾燥ガビガビ療法』と呼ばれています。

つまり、アトピーを改善するには脱ステロイドと脱保湿を同時に行ったほうが良いのです。

保湿剤はアトピーの治療に使うのではなく、アトピーが完治してから、あくまで再発を防ぐために使用するのが良いです。

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