生活上の注意点

エアコンの風向を調節しましょう

エアコンの冷房は体に直接当てると、体に良くないというのはご存知の通りですが、エアコンの風は水分をほとんど含まないため、冷房・暖房に関わらず風が体に直接当たるのは肌が乾燥しやすく、非常によくありません。

特に寝ている間など、長時間エアコンの風に当たっていると、肌の弱い人ならばあっという間に肌が赤くなりカサカサになってしまいます。

また、肌が赤くならない人でも、顔の水分が蒸発してしまうと、それを補うために脂が浮き出てくるようになり、これが頻繁に繰り返されると脂性になり易くなります。

睡眠時は特に注意を

エアコンの風が直接当たらないよう、風向を上や横へ向けるなど調節し、冬は加湿器を併用するなどして部屋の湿度をある程度、保つように注意しましょう。

生活上の注意点

知らぬ間に書いてしまう

アトピー性皮膚炎の人は、普段の生活で無意識のうちに肌を掻いてしまうこともあるでしょう。アトピー治療の最大の方法は『かかないこと』なのですが、『無意識』の状態は、なかなかコントロールできません。

人によっては、これを回避するために手袋をして生活するという人もいるようです。しかし、細かい作業やをする場合などは手袋はできません。そもそも常に手袋をしているとイライラしてしまう人もいるでしょう。

よって、知らず知らずのうちに肌を掻いてしまうという場合は、掻いても肌へのダメージを少なくするようにするしかありません。

掻いても肌へのダメージを少なくするには、ずばり「常に爪を短くしておくこと」です。爪が長いと肌への食い込みが深い分、当然、肌へのダメージが大きくなります。

ガラス製の爪やすり

常に爪を短くしておくには爪切りで爪を切るのではなく、『毎日やすりで爪を削ることを習慣にしておく』のが良いです。

ガラス製の爪やすりなら、水洗いでほぼ半永久的に使用できる上、1,000円前後で売っていますので、常に手元に置いておき、毎日、爪を研ぐことを習慣にしておくと良いでしょう。

食事療法

アトピーや美肌作りで摂取すべき食事

アトピーの改善や綺麗な肌を保つために必要な栄養素は主にビタミン、ミネラル、コラーゲン、リノレン酸を含む食品などが挙げられます。

また、健康を維持するためには蛋白質が必須となりますが、蛋白質を含む食品は同時に脂肪も多く含む食品が多いため、低脂肪で蛋白質を摂取できる食品を選ぶのが良いでしょう(コラーゲンも蛋白質の一種です)。

昔はアトピーの原因は蛋白質であるとして、蛋白質を除去食と考える人もいましたが、正確には、蛋白質そのものがアトピーの原因なのではなく、脂質が蛋白質の性質を変化させアレルギーを引き起こしている場合がほとんどです。

下手に蛋白質を除去して食事をすると健康を害してアトピー症状が悪化する場合があるため、脂を抑えて蛋白質を摂取するよう心がけましょう。

上記を踏まえて、アトピーを改善して綺麗な肌を作る食品をカテゴライズすると以下のようになります。

アトピーを改善して綺麗な肌を作る食品
  • 低脂肪で蛋白質やカルシウムなどを含む食品
  • ビタミン、ミネラルを含む食品
  • コラーゲンを含む食品
  • リノレン酸を含む食品

具体例

  • 主食(白米、玄米、麦、パン、など)※ アトピーに米とパンはどちらが良い?
  • 野菜(ほうれん草、小松菜、ニンジン、カボチャ、など)
  • 海藻(わかめ、昆布、のり、ひじき、など)
  • 豆腐(蛋白質、アミノ酸が豊富)
  • ゴマ(蛋白質が豊富だが、油も多いのでほとほどに)
  • 魚(小魚や白身魚など)
  • シソ(αリノレン酸が豊富)
  • 大豆(αリノレン酸が豊富)
  • ゼラチン(コラーゲンが豊富)
  • ふかひれ(コラーゲンが豊富)

ただし、これらの食品ばかりを摂取するのではなく、食事全体のバランスを取るようにしてください。何事も極端にではなくほどほどが良いのです。

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