アトピー治療, 食事療法

食物アレルギーは、ちゃんと検査して判断しましょう

自分が食物アレルギーだと思っている人は全体で25%~45%。しかし、本当に食物アレルギーがある人は成人で1~2%、子供でも3~4%程度だと言われています。

アトピー性皮膚炎などの場合も、食物アレルギーよりも、ハウスダストやダニ、都心の空気などがアレルギーの原因であることが多いです。

また、食物アレルギーの人でも、その食品を3ヶ月から半年ほど除去食を行うことで、免疫ができて食べても大丈夫なようになることが往々にしてあります。

自分は食物アレルギーだからと思い込んで、勝手な除去食を行うと逆に健康を害するかもしれません。

病院で検査を受けたり、医師と相談して負荷試験(アレルギーの原因かも知れない食品を数日おきに摂取しながら様子をみていく試験)を行ったりして、本当に食物アレルギーかどうかをチェックしてみましょう。

また、前述したように食物アレルギーでも3ヶ月から半年ほど除去食を行うと免疫ができる場合があるため、半年ごとくらいに再チェックすることをお勧めします。

食事療法

米とパン

アトピー性皮膚炎の人の中には米を除去してパンを食べる人もいるようですが、当サイトでは米の除去はあまりお勧めしません。

米が問題視される理由は、米の中で特に白米が酸性食品であることと、一緒に食べるおかずとして肉などの動物性食品が選ばれやすいという理由からです。

しかし、パンもバター、マーガリン、ピーナツバター、ハム、マヨネーズ、ヨーグルトなどの動物性食品や植物油、砂糖などを多く含むものを一緒に摂取してしまいがちです。

問題なのは、食べる量と一緒に食べるおかずなのです。

日本の気候や風土を考えれば、やはり主食は米にすべきでしょう。

日本人の場合、米を主食とすれば、漬物、豆腐やワカメの味噌汁、焼き魚、ほうれん草、小松菜、ゴマのふりかけなど、アトピーや美肌作りに対して効果のあるビタミンやミネラルを含むおかずを選択しやすくなります。

また、白米の酸性が気になるという方は玄米を選択すれば、より効果的でもあります。

食事療法

アトピー、また美肌を作る際に減らした方が良い食品は主に以下のようなものです。

アトピーで減らした方が良い食品群
  • 油を多く含む食品(植物油も含む、マヨネーズ、ピーナツなど)
  • 動物性の乳製品(牛乳、バターなど)
  • 肉類など脂を多く含む食品
  • 刺激の強い食品(香辛料、柑橘類、ニンニクなど)
  • 砂糖
  • 食塩の多いもの

上記のように、基本的に油・脂はアトピーには大敵です。
油は摂取し過ぎるとアレルギー体質を作りやすくする食品です。

一見すると「これじゃ食べるものが無いよ」と思われそうですが、あくまで除去するのではなく、減らすのです。

アトピーの改善にはビタミンやミネラルが必須なので、ビタミン・ミネラルを多く含む野菜や海藻、魚などの食品とバランスを取って摂取してください。

また、不足しがちな栄養はサプリメントなどで補強するのが良いでしょう。

アトピーや美肌作りにでお勧めのサプリメントなどは、このブログで追々書いていきます。

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