食事療法

アトピーや美肌作りで摂取すべき食事

アトピーの改善や綺麗な肌を保つために必要な栄養素は主にビタミン、ミネラル、コラーゲン、リノレン酸を含む食品などが挙げられます。

また、健康を維持するためには蛋白質が必須となりますが、蛋白質を含む食品は同時に脂肪も多く含む食品が多いため、低脂肪で蛋白質を摂取できる食品を選ぶのが良いでしょう(コラーゲンも蛋白質の一種です)。

昔はアトピーの原因は蛋白質であるとして、蛋白質を除去食と考える人もいましたが、正確には、蛋白質そのものがアトピーの原因なのではなく、脂質が蛋白質の性質を変化させアレルギーを引き起こしている場合がほとんどです。

下手に蛋白質を除去して食事をすると健康を害してアトピー症状が悪化する場合があるため、脂を抑えて蛋白質を摂取するよう心がけましょう。

上記を踏まえて、アトピーを改善して綺麗な肌を作る食品をカテゴライズすると以下のようになります。

アトピーを改善して綺麗な肌を作る食品
  • 低脂肪で蛋白質やカルシウムなどを含む食品
  • ビタミン、ミネラルを含む食品
  • コラーゲンを含む食品
  • リノレン酸を含む食品

具体例

  • 主食(白米、玄米、麦、パン、など)※ アトピーに米とパンはどちらが良い?
  • 野菜(ほうれん草、小松菜、ニンジン、カボチャ、など)
  • 海藻(わかめ、昆布、のり、ひじき、など)
  • 豆腐(蛋白質、アミノ酸が豊富)
  • ゴマ(蛋白質が豊富だが、油も多いのでほとほどに)
  • 魚(小魚や白身魚など)
  • シソ(αリノレン酸が豊富)
  • 大豆(αリノレン酸が豊富)
  • ゼラチン(コラーゲンが豊富)
  • ふかひれ(コラーゲンが豊富)

ただし、これらの食品ばかりを摂取するのではなく、食事全体のバランスを取るようにしてください。何事も極端にではなくほどほどが良いのです。

食事療法

米とパン

アトピー性皮膚炎の人の中には米を除去してパンを食べる人もいるようですが、当サイトでは米の除去はあまりお勧めしません。

米が問題視される理由は、米の中で特に白米が酸性食品であることと、一緒に食べるおかずとして肉などの動物性食品が選ばれやすいという理由からです。

しかし、パンもバター、マーガリン、ピーナツバター、ハム、マヨネーズ、ヨーグルトなどの動物性食品や植物油、砂糖などを多く含むものを一緒に摂取してしまいがちです。

問題なのは、食べる量と一緒に食べるおかずなのです。

日本の気候や風土を考えれば、やはり主食は米にすべきでしょう。

日本人の場合、米を主食とすれば、漬物、豆腐やワカメの味噌汁、焼き魚、ほうれん草、小松菜、ゴマのふりかけなど、アトピーや美肌作りに対して効果のあるビタミンやミネラルを含むおかずを選択しやすくなります。

また、白米の酸性が気になるという方は玄米を選択すれば、より効果的でもあります。

食事療法

アトピー、また美肌を作る際に減らした方が良い食品は主に以下のようなものです。

アトピーで減らした方が良い食品群
  • 油を多く含む食品(植物油も含む、マヨネーズ、ピーナツなど)
  • 動物性の乳製品(牛乳、バターなど)
  • 肉類など脂を多く含む食品
  • 刺激の強い食品(香辛料、柑橘類、ニンニクなど)
  • 砂糖
  • 食塩の多いもの

上記のように、基本的に油・脂はアトピーには大敵です。
油は摂取し過ぎるとアレルギー体質を作りやすくする食品です。

一見すると「これじゃ食べるものが無いよ」と思われそうですが、あくまで除去するのではなく、減らすのです。

アトピーの改善にはビタミンやミネラルが必須なので、ビタミン・ミネラルを多く含む野菜や海藻、魚などの食品とバランスを取って摂取してください。

また、不足しがちな栄養はサプリメントなどで補強するのが良いでしょう。

アトピーや美肌作りにでお勧めのサプリメントなどは、このブログで追々書いていきます。

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