
アトピー性皮膚炎の人は乾燥肌の人が多いため、乾燥した肌にワセリンなどの保湿剤を使用している人が多くいます。
しかし、痒みが出ておらず乾燥して肌がカサカサしているという理由だけで保湿剤を使うのは間違っています。
脱ステロイドを試みたにも関わらず、アトピーが改善しない人の多くは保湿剤依存症になってしまっているからです。
ステロイドやワセリンなどを急に止めると、リバウンドが表れます。ここで何も塗らないと、乾燥がひどくなり、ガビガビになります。しかし、この状態の時には保湿剤も化粧水も何も塗らないほうが良いのです。
肌がガビガビの状態でも、そのまま一切なにもせずに放っておけば、短時間でリバウンドも乗り切り、早ければ3ヶ月程度で正常な肌に戻ります。
俗に『乾燥ガビガビ療法』と呼ばれています。
つまり、アトピーを改善するには脱ステロイドと脱保湿を同時に行ったほうが良いのです。
保湿剤はアトピーの治療に使うのではなく、アトピーが完治してから、あくまで再発を防ぐために使用するのが良いです。